はじめに
こんにちは。
今期はずっと目標としていた最終3桁順位を遂に達成することが出来ました!嬉しい!
剣盾のときはかなり苦手としていた対面構築だったのですが、今回は個人的にかなり安定感があり、使いやすい構築になりました。
構築経緯
S5にて、カイリューサーフゴーが復権し、結果を残していたため、今期勝つにはカイリューサフゴに勝てるルートを複数用意するのが大切だと考えた。
そこで、カイリューサフゴに強いポケモンとして、霊テラスのチョッキパオジアンと、珠ミミッキュが浮かんだため、その2体をベースに対面的な構築を組んでいくことにした。
その2体で不利を取るヘイラッシャに対して強く、クッションの役割もできるゴツメ水ロトムを採用。
次に対面構築で一番苦手な初手問題を解決できるポケモンを考えた。初手にステロ撒くディンルーや、読み間違えると受けるのが難しいパオジアンとエナジーじゃないハバタクカミに対して、安定行動で有利が取れるポケモンを考えた結果、襷激流ウェーニバルに可能性を感じて採用した。
最後に補完としてボルチェンの一貫を切り、ドクガイーユイに強く、テラスタル+カタストロフィで不利なポケモンを削ることができるディンルーと、キョジオーンやチオンジェンのようなネチネチ系ポケモン対策の隠密サーフゴーを入れて完成した。
個体解説
※調整はあまり深いところまで煮詰めておらず、基本的にぶっぱと前期に結果が残っている調整を真似しているだけなので、調整については他の方の記事を参考にすることを推奨します。
ウェー二バル
テラスタイプ:水
持ち物:きあいのタスキ
特性:げきりゅう
調整:161(4)-172(252)-100-*-95-150(252+)
技:アクアステップ/インファイト/ちょうはつ/アクアジェット
今回の構築のおしゃれ枠。
パオジアン、ハバタクカミ、ディンルー、どれが初手に来ても安定行動でアドが取れる初手ポケモンとして、ウェー二バルを採用した。
対パオジアンは、元タイプの相性が超有利なため、パオジアン側が引かない場合は、電気かフェアリーのテラバーストを打ってくるため、襷で耐えてげきりゅうアクアステップ+アクアジェットで、相手のテラスを切らせて対面突破、そのままげきりゅう発動してS1段階上がったウェー二バルに裏にまで負担をかけることができる。
対ディンルーは、ちょうはつでステルスロック展開を防ぎながら、アクアステップ+インファイトをすることで、相手の調整や乱数次第では甘えてテラスを切ってこないオボンディンルーをオボンを食べさせずに倒すことができたりした。
対カイリューは裏で厚くしているため、水半減がカイリューしかいないような構築に対しては、大きくアドバンテージが取れた。
テラスタイプ:鋼
持ち物:ゴツゴツメット
特性:ふゆう
調整:157(252)-*-174(252+)-125-128(4)-106
技:ハイドロポンプ/ボルトチェンジ/鬼火/ほうでん
剣盾から愛用している便利ポケモン。
初手のウェー二バルが勝てないカイリューに対して後投げして確実にマルチスケイルを剥がすゴツゴツメットでの採用。他にも構築で重いヘイラッシャや、相手のパオジアン等、セグレイブ以外の物理相手には幅広く削りを入れて、対面操作をしたり、鬼火でやけどにしたり、ほうでんで麻痺らせたり、過労死するほど活躍した。
基本的には裏のミミッキュの繋ぎになることが多く、ミミッキュ圏内に入れるだけなので、ハイドロポンプや鬼火を打たず、ほうでんとボルチェンをメインとしていたため、そこまで命中不安に頼らずに使えたのも大きかった。
構築でヘイラッシャに対面勝てそうなのがロトムだけなので、ヘイラッシャ入りに対しては最後までロトムのHPを大切にした。
パオジアン
テラスタイプ:ゴースト
持ち物:突撃チョッキ
特性:わざわいのつるぎ
調整:159(28)-187(236+)-114(108)-*-86(4)-132(172)
技:つららおとし/テラバースト/ふいうち/せいなるつるぎ
見た目が可愛くて好き。
チョッキ持ちのゴーストテラスということで、当初の想定通りカイリュー+サーフゴーに対してとても強く、また初手に出てくるコノヨザルや、イダイナキバ等を出オチさせたりすることができ強かった。
電気テラスではないことで、相手の水テラスに負ける場面はあったが、裏のロトムで通せるようになる面も良かった。
対面性能が高いだけなく、つらら怯みで勝ちを拾う試合も多々あり、本当に助けられた。
ディンルー
テラスタイプ:フェアリー
持ち物:オボンのみ
特性:わざわいのうつわ
調整:261(244)-132(12+)-161(12)-*-125(196)-132(44)
技:じしん/カタストロフィ/ステルスロック/じわれ
このポケモンはテラスタルを切ると最強だけど、すぐに切らされることが弱点だと思っているため、イーユイやテツノドクガ、サーフゴーなどを役割対象として、なるべく裏からクッションで出すようにしていた。
構築で重いポケモンに対して、強引にテラスタル+カタストロフィで裏の圏内に入れる動きで、不利な並びを誤魔化す性能がとても良かった。
じわれは、ラス1の鬼火蝶舞ウルガモスに対して、カタストロフィ+じしんではあさのひざしで体力管理されて、裏まで貫かれてしまうことが多かったことと、受け構築を崩す手段がほとんどなかったことより採用した。採用してから2回しか撃っていないが、2回中2回ウルガモスを葬ったので最高の自覚だった。
テラスタイプ:ゴースト
持ち物:いのちのたま
特性:ばけのかわ
調整:131(4)-156(252+)-100-*-125-148(252)
技:じゃれつく/シャドークロー/かげうち/のろい
シンプル対面最強ミミッキュ。
構築的にじゃれつくを押したい相手にはロトムで削れることが多かったため、シャドクロ+かげうちのリーチを伸ばすゴーストテラスで採用。
剣の舞ではなく、のろいを採用することで、枚数有利を取っているときにじゃれつく外しのリスクをケアしたり、耐久ポケモンへの削りを入れたり立ち回りの幅が広がり、安定感が増した。ほとんどのすべての試合で選出した。
サーフゴー
テラスタイプ:飛行
持ち物:隠密マント
特性:おうごんのからだ
調整:191(228)-*-196(154+)-153-111-115(84)
技:ゴールドラッシュ/サイコショック/わるだくみ/じこさいせい
対キョジオーン、チオンジェンとして採用。それらがいない相手にはほとんど出さなかったが、出した試合は必ず仕事をしてくれた。受けループにも多少抗えるようにサイコショック採用としたが、受けループと当たらなかった。
選出パターン
①ウェー二バル+ロトム+ミミッキュ
水半減のポケモンが少ないときは大体この選出。カイリューやヘイラッシャならいてもロトムで仕事できるので、かなり選出機会が多かった。
②パオジアン+ロトム+ミミッキュ
ウェー二バルが選出しにくいときや、相手の構築にガブリアスやコノヨザルがいるときはこの選出。
③ディンルー+ミミッキュ+@1初手要因
イーユイ、ドクガ、ウルガモスの炎特殊組や、構築で重ためのポケモンがいるときの選出
④サーフゴー+ミミッキュ+@1初手要因
チオンジェン、キョジオーンがいるときの選出。
構築全体の所感
パーティ全体として、基本選出が水タイプ2体だったので、この環境一番の運負け要因であるつららおとし怯みで負ける回数が少なく、逆に自分は運勝ちできる場面が多かったのも、比較的安定して勝てた要因なのかなと思いました。
おわりに
今回は5/26時点でレート1928を達成し、目標としていた最終3桁が確実なラインになったことで、どこかで調子が崩れるのを恐れてそれ以上潜ることをやめるという選択を取り、それが良かったのかどうなのか少しモヤモヤが残っています。
今回で3桁の目標は達成できたので、次からは何も恐れずに、レート2000、最終2桁、と貪欲に上を目指していきたいと思います。